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大きさも維持費も違う3ナンバーと5ナンバー

3ナンバー5ナンバーと聞いて、車のなんのことを指しているか分かりますか?
意外と知っているようで知らないことが多い3ナンバーと5ナンバーについて解説していきます。

3ナンバー5ナンバーとは?

①使用の本拠位置(登録規則第13条第1号より)

ナンバープレートの左上に漢字もしくはひらがなで記載されています。
使用している本拠地の管轄している場所で変わってきます。
例えばですが、千代田区の場合、東京運輸支局が管轄していて、ナンバーは品川ナンバーになります。

②種別および用途による分類番号(登録規則第13条第2号より)

①の右横に3桁の数字で記載されています。
分類は自動車の種別を表しています。乗用車の場合、300番台と500番台とされています。
その他にも馴染みがあるものだと、貨物自動車(トラック)が100番台とされています。
この記事の本題でもある3ナンバーと5ナンバーはここの番号からきています。
300番台が3ナンバー、500番台が5ナンバーと呼ばれています。

③事業用かどうかを判断する文字(登録規則第13条第3号より)

ナンバープレートの中央左あたりに記載されています。
事業用の場合は、「あ・い・う・え・か・き・く・け・こ・を」が使われています。
自家用車の場合は、一般、貸渡(レンタカー)、駐留軍人軍属私有車両等の3つに分かれています。
一般の場合は、「さ・す・せ・そ・た・ち・つ・て・と・な・に・ぬ・ね・の・は・ひ・ふ・ほ・ま・み・む・め・も・や・ゆ・ら・り・る・ろ」
貸渡の場合は、「わ・れ」
駐留軍人軍属私有車両等の場合は「E・H・K・M・T・Y・よ」が使われています。

お気づきになった人もいるかもしれませんが、50音全て使われていないのです!
文字の形が似ていることや聞き取りにくい音だからなどが理由としてあるようです。

④一連指定番号(登録規則第13条第4号より)

ナンバープレートの中央にある大きく書かれている数字になります。
4桁以下で記載されており、希望番号制度により好きな数字を選ぶことができます。

3ナンバー5ナンバーを決める基準

車のサイズや総排気量により、決められています。
また、同じ車種でもグレードが違うと変わってくることもあります。

5ナンバーの基準

5ナンバーの基準は、下記基準全てを満たした場合のみ、5ナンバーとされます。
1つでも超えてしまうと3ナンバーとなります。

  • ・排気量:2000cc以下
  • ・全長:4700mm以下
  • ・全幅:1700mm以下
  • ・全高:2000mm以下

3ナンバーの基準

3ナンバーの基準は、5ナンバーとは違い、下記基準を1つでも満たした場合、3ナンバーとなります。

  • ・排気量:2001cc以上
  • ・全長:4701mm以上
  • ・全幅:1701mm以上
  • ・全高:2001mm以上
大きさも維持費も違う3ナンバーと5ナンバー【1コマ目】
大きさも維持費も違う3ナンバーと5ナンバー【2コマ目】
大きさも維持費も違う3ナンバーと5ナンバー【3コマ目】
大きさも維持費も違う3ナンバーと5ナンバー【4コマ目】

維持費にも差がある?

同じ「自動車」であっても、維持にかかる費用が全然違う場合があるのです!
維持費の中でも今回は見落としがちな税金について解説します。
車の税金には、「自動車税」や「自動車重量税」「消費税」があります。
消費税は自動車購入時にかかるものなので、他2つを解説していきます!

自動車税

自動車税は4月1日に車を所有している人に支払いの義務が課せられます。
なので、4月1日に譲渡した車は4月1日時点で所有していた人に自動車税の支払いが課せられます。
手放すタイミングや購入のタイミングなどもこういったことを踏まえて時期を検討したいですね。

排気量によって税額が異なり、排気量が多くなればなるほど税金も高くなります。
令和元年度に税制改正がされたことにより、2019年10月1日から新制度が適用され、税率が引き下げられています。

排気量 2019年9月迄に購入 2019年10月以降に購入
軽自動車 10,800円 10,800円
排気量:〜1000cc 10,800円 10,800円
排気量:1001cc〜1500cc 29,500円 25,000円
排気量:1501cc〜2000cc 34,500円 30,500円
排気量:2001cc〜2500cc 39,500円 36,000円
排気量:2501cc〜3000cc 40,500円 43,500円
排気量:3001cc〜3500cc 51,000円 50,000円
排気量:3501cc〜4000cc 58,000円 57,000円
排気量:4001cc〜4500cc 76,500円 75,500円
排気量:4501cc〜6000cc 88,000円 87,000円
排気量:6001cc〜 111,000円 110,000円

出典:総務省

上述しましたが、2001cc以上の車が3ナンバーとされています。
同じ3ナンバーでも排気量が違うと税金は2倍以上になってしまうこともあります。

例えば、メルセデスベンツ Cクラス(セダン ディーゼル)からBMW M760Li xDriveに乗り換えたとすると排気量は2100ccから6591ccになるので、税金も39,500円(36,000円)から2倍以上の111,000円(110,000円)になってしまいます。

購入したい車の排気量も確認し、税金含め維持費にどのくらいの費用がかかるのかは確認しておくと安心ですね。

自動車重量税

自動車重量税は重さによって税額が決められています。
3ナンバーと5ナンバーの基準の中には、重量は含まれていないので重量税とナンバーについては関係がないのです!
5ナンバーより重さの軽い3ナンバーもあるため、この機会にお持ちの車がどのくらいの重さなのかを確認してみるのも良いかもしれません。

駐車場のプロの中身をお話

ーー 以前3ナンバーのミニバンに乗っていたから維持費も大して変わらないだろうと思っていたのですが、排気量でこんなにもかかる税金に差があるんですね。

新井さん
3ナンバーと5ナンバーのサイズの違いについては、広く知られていると思いますが、排気量によって税額に影響が出てくることはあまり知られていないみたいですね。

ーー 欲しい車の排気量含め、諸々の維持費をしっかり確認した上で、購入しないと維持費で首を絞めてしまうことになってしまいそうですね…。

新井さん
車の維持費でよく思いつくものが、月々の駐車場代や保険料などで、意外と税金は見落としがちだったりするのですよね。排気量が税額に影響してくるということもしっかり頭に入れた上で、車の購入を検討してもらえたらと思います。

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